被リンクを否認してGoogleペナルティを防ぐ方法

2025年12月10日

「被リンクはSEOに大事」とよく聞きますが、実はスパムっぽいサイトや質の低いサイトから勝手にリンクされてしまうと、検索順位が下がったり、ひどい場合はペナルティにつながることがあります。

私もよくわからない海外サイトからリンクを貼られたことがあり、「え、これ放置して大丈夫？」と不安になりました。

この記事では、私が実際にリンクの否認作業をした経験をふまえて、低品質な被リンクがもたらすリスクや、サイトの評価を守るために安全に拒否（否認）する方法をできるだけシンプルにお伝えします。

この記事を読めば、もう「変なリンクを貼られないかな…」と心配する必要はありません。安心してコンテンツ制作に取り組めるようになります。

こんな方にオススメ

見覚えのない怪しいサイトからリンクされて不安な方
被リンクの質が原因で順位低下しているかもしれないと感じている方
SEOに悪影響を与えるリンクを安全に否認したい方

この記事でわかること

低品質な被リンクがSEO評価に与える悪影響
どんなリンクが「否認すべきリンク」か判断するチェックポイント
Google Search Consoleで被リンクを抽出する方法

リンク否認とは

リンク否認とは、自分のサイトへ向けて貼られた不自然な外部リンクやスパムリンクを評価対象から外すよう、Google に申請することを言います。

Google サーチコンソールにある「リンク否認ツール」を使い、問題のあるリンクを検索評価に反映させないよう伝えます。

通常、リンク否認を行う必要はほとんどありません。しかし、リンクプログラムに違反するようなスパムリンクが大量に貼られた場合、Google から「手動による対策」として警告が届くことがあります。

そのため、怪しいリンクや意図しない被リンクを見つけた際は、「リンク否認ツール」を使って対象リンクを無効化し、サイトの評価が下がるリスクを避けることが重要です。

簡単にまとめると、「このリンクは自分と無関係なので評価に使わないでください」と Google に伝える作業がリンク否認です。

リンク否認ツールとは

リンク否認ツールとは、自分のサイトへ向けて貼られた不自然な外部リンクの影響を取り除くためのGoogle 公式の機能です。

このツールでは、スパムリンクの疑いがある被リンクをリスト化し、UTF-8形式のテキストファイルにまとめて送信します。

送信されたファイルに記載された URL またはドメインのリンクは、Google の評価対象から除外される仕組みです。

その結果、質の低い外部リンクによってサイトの検索評価が下がるのを防ぐことができます。

リンク否認を行う場合は、以下のURLからアクセスしてください。
専用のURL（リンク否認ツール）

※以前はサーチコンソール内のメニューから直接アクセスできましたが、現在はメニュー項目がなくなっているため、専用 URL から利用する必要があります。

低品質リンクがサイト評価に与える影響とは

通常、被リンク（外部のサイトから自分のサイトにリンクを貼ってもらうこと）は検索エンジンからの評価は高まります。
しかし、質の低いリンクが増えると、逆にサイト評価を下げてしまう可能性があります。

具体的には、次のような影響が考えられます。

❶ 検索順位の低下

Googleは、どのリンクから評価を受けるか、そのリンクの質をとても重視しています。

もし悪質なサイトや低品質なスパムサイトからリンクがついていると、Googleは「不正に検索順位を上げようとしている」と判断することがあります。

その結果、サイト全体の評価が下がり、検索順位が急に落ちたり、アクセスが大幅に減ってしまうことがあります。

つまり、リンクの質を無視すると、検索順位の低下にとどまらず、サイトの信頼性や集客力にも影響することがあります。

❷ 手動ペナルティのリスク

悪質なリンクがたくさん集まると、Googleから「イエローカード」、つまり手動ペナルティを受けることがあります。

例えば、普段は検索上位にあったページが突然検索結果から消えてしまったり、アクセス数が半分以下になることもあります。

このような状態になると、サイトからの収益も大きく減り、運営全体が不安定になるリスクがあります。

つまり、質の悪いリンクがあるまま放置すると、SEOだけでなくサイトのビジネス全体にも悪影響が出る可能性があるのです。

❸ 信頼性の低下

低品質な被リンクが多いサイトは、検索エンジンでの評価が下がるだけでなく、ユーザーや取引先にも「このサイトは大丈夫かな？」と思われることがあります。

これは、怪しいサイトとつながっている印象を与えたり、サイトの管理がしっかりされていないように見えるためです。

そのため、SEOの面だけでなく、サイト全体の信頼や評価にも悪影響を及ぼす可能性があります。

リンク否認チェックリスト

自分のサイトに悪影響を与える可能性があるリンクを見分けるためのチェックリストです。

ここで紹介するポイントに当てはまるリンクがあれば、リンク否認を検討して、サイトの評価を守りましょう。

❶ コンテンツの関連性がない

自分のサイトの内容と全く関係のないサイトから貼られているリンクは注意が必要です。

特に、アダルト系、ギャンブル系、海外のSEO系サイト など、自分のサイトのテーマとは無関係なジャンルからのリンクは、検索エンジンからスパム扱いされる可能性があります。

こうしたリンクは、サイトの信頼性を下げる原因になりやすいため、発見したら否認を検討しましょう。

❷ リンク元サイトの品質

リンク元のサイト自体が低品質な場合も、サイト評価に悪影響を与えます。

例えば、記事がほとんどなく内容が薄いサイトや、自動生成されたようなサイトからのリンクは、Google に「低品質リンク」とみなされることがあります。

こうしたリンクは、検索順位の低下につながることもあるため注意が必要です。

❸ アンカーテキスト

リンクに使われている文字（アンカーテキスト）も重要なチェックポイントです。

ページ内容と関係ない「稼ぐ」「激安」などのキーワードが使われている場合は、不自然なリンクとして検索エンジンに評価される可能性があります。

特に多くのリンクで同じようなキーワードが使われている場合は、サイト全体の評価に悪影響を及ぼすことがあります。

私が不安を感じながらも実行した、リンク否認ツールの具体的な使い方と手順を紹介します。